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障害児が水泳を習得するために必要な指導内容の研究・・・
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    スイムラン

     

    今年の冬は寒くないので暖冬かな!?

    障害児(者)の水泳指導についてふれてみます。

     

    水泳は長い歴史の中で指導方法が確立しています。

    学校教育で学び、民間のクラブや団体がスクール指導をして各種泳ぎ方の書籍が存在して、昨今では大手動画サイトで無料で学習できる環境が整っています。

     

     

    障害者水泳

     

    こうした水泳の指導方法は専門知識技術が必要な「障害児(者)」に対して非有効なことが多く障害児(者)に対しての水泳指導の文献、研究、書籍などの水泳指導者養成が極めて皆無である。

     

    「障がい児が水泳を習得するために必要な指導内容の研究」の中でおもしろい研究結果があったので分かりやすく書いてみます。

     

     

    障害者水泳

     

    この研究では科学的な手法で利用されるKJ法、U検定など利用して根拠ある研究調査であることが根拠としてすらばしい調査である。小難しいことではあるが学者が考えた調査研究を基にした結果であったということです。

     

    指導方法を「水慣れ」・「姿勢」・「キック」・「プル」・「タイミング」・「呼吸」と指導内容を「時間」・「距離」・「強度」、そして安全等を「不安」・「関係性」に区分して調査研究された。

     

     

    障害者水泳

     

    その結果おもしろい結果が出ました。

     

    水泳指導者・・・「水慣れ」と「姿勢」及び「安全」を重視

    保護者・・・「時間」・「距離」を重視

     

    水泳指導者と保護者の間で水泳について大きな差が出ました。水泳指導者は水泳の初期に必要なスキルを学ぶことに重点を置いているが、保護者はマニュアル的な水泳指導を望んでいる訳ではなく身体を成長させ体力をつけるということに重点をいているということであった。

     

     

    障害者水泳

     

    障害児(者)に水泳を指導するときに水泳指導者はマニュアル的な水泳技術指導、保護者は体力をつけて欲しいという運動面を重視していることが調査で分かった。

     

    今までず〜と私は疑問に思っていることがあります。障害児(者)に水泳を教えているのは理学療法士障害児施設職員であることが多い。反対に水泳指導者から水泳を学ぶとマニュアルにあてこみ一般水泳指導となってしまって保護者との乖離が発生する。

     

    障害児(者)に水泳を教える技術と知識は両方を学ぶことが必要である。

     

    がしかし・・・水泳指導は障害児だからこう教える、一般人だからこう教えるというマニュアル指導は通じる場合と通じない場合があることも水泳指導者は理解する必要があると考えています。

     

     

    障害者水泳

     

    さらにこの調査で障害児(者)が水泳は/歓箸鮹辰┐襪燭瓠↓楽しむため、リハビリのためであった。

     

    水泳指導者が考えている「泳ぐ」という目的が異なっていることに留意すべきである。そして水泳指導者は障害児(者)に水泳指導をする場合に溺れたり、ケガをしたりしないかリスクを懸念していること、障害児(者)に対して知識がないことが不安と思っていることであった。

     

    水泳指導者と保護者との関係性では「安全」を重視していることが共通していた。

     

    障害児(者)の水泳経験は90%を超えていたが陸上と比べ水泳は危険が少ないと考えている保護者が多かった。

     

     

    障害者水泳

     

    水泳指導者と保護者との共通項目として「安全」を重視している一方で、保護者が水泳指導者に懸念を抱いていることは障害児(者)の理解が乏しいと考えていることが多いようである。

     

    障害児(者)に対して水泳指導を実施している水泳指導者は少ない。一部の水泳指導者が複数の障害児(者)を担当指導している。

     

    水泳指導で現実問題として各種水泳団体、スポーツクラブが障害児(者)に対して理解して水泳指導を実施しているかというと保守的で閉鎖的である。一部の保護者は障害児(者)に対して根強い差別意識を抱いている人も少なくない。

     

    スイムランが「誰でにでも水泳を教える」として理念に掲げているのも水泳の楽しさを経験してもらいたいからである。私の経験からは高齢者でも競泳選手でも障害児(者)でも水泳指導を実施することの差はほとんど変わらないと思います。

     

    相手を理解するというほんの少しの差が大きな差になっているのかも知れませんが・・・

     

     

    参考文献:

    笹川スポーツ財団

    「障がい児が水泳を習得するために必要な指導内容の研究」

    河野洋氏・木村奈緒子氏

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